大江高山【大代町】

 大田市の南西部に位置する大代町に、標高808mの大江高山があります。市内では三瓶山群に次ぐ高峰で峻険な山です。高山でしか見ることのできない貴重な動植物も多く自生していますが、林の管理が行われなくなったことや、心ない登山者による盗掘などにより一度は激減。しかし、地元の大代高山会員による登山道草刈など地道な保全活動により再び増えつつあります。
 春には「春の女神」と言われる「ギフチョウ」の乱舞や、「ミスミソウ」、「イズモコバイモ」などが可憐な花を咲かせ、最近では県外から観光バスで登山に来る方も増えています。ぜひ一度登ってみませんか?


ギフチョウ


イズモコバイモ


★恋の水物語★
 平安時代の頃、新屋村(大代町)に丹田屋というお金持ちの百姓がいた。丹田屋はまえから土地の境のことで長い間争っていた。とうとう京都から検非違使(けびいし)が隣地検査にやってきた。そのときたまたま水を汲みに出かける若くて美しい女に出会い、検非違使は心を奪われた。彼は京都に帰ってからも恋慕の情に堪えず、病の床に伏してしまった。彼の一族は集まってなぜ病気になったのか本人にいろいろと尋ねたところその原因が恋の病とわかり早馬にて新屋村で出会った美人を呼び寄せ、末期の水を汲ませた。

 


この記事は「どがなかな大田市です!!」Vol.8(2008年2月発行)に掲載されたものです。
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