愛知県より富山町へIターンされた中山大介さん一家、山田良子さん一家です。中山さんは現在 40 歳。 7 年前に妻の実家のある富山町に 3 人の子供たちと共に移住されました。良子さんは大介さんの妹で、お兄さんの勧めで昨年 6 月に 2 人の子供たちと引っ越して来られました。驚くことに、その 2 ヶ月後の 8 月にはご両親もこちらに移られ、現 在は合計 10 人の大家族で暮らしています。 

 

大介さんは愛知県での会社員時代に、妻の実家へ農繁期のお手伝いに来られ、その時の米作りや棚田の残る自然に惹かれ、Iターンを決意されたそうです。住まいは移住された年に新築。その家には120%満足しており、自然環境に恵まれ、都会とは違う地域の方々と の人間味溢れた付き合いに大満足とのこと。

大介さんは、森林組合にお勤めで、平日、休日ともに自然を相手に心地良い充実した毎日を過ごしています。空いた時間には、バンド仲間と語り合ったり、ドラム演奏なども楽しんでいます。  

良子さんは 2 人の子供たちと共に移住されました。都会と違う少人数の学校教育や、富山町の人の温かさ、自然の素晴らしさ、絶景のロケーションに満足のようです。富山町から大田市街地まで車で 15 分と思ったより不便さは感じないとの事です。お父さんは現在 66 歳。元々岐阜県の山間部の生まれなので「生まれ故郷を思い出すようで楽しい。孫の登下校時の送り迎えも楽しみのひとつ」と控えめな笑顔で語っていただきました。

お母さんは 64 歳。家の前で慣れない畑仕事をされていました。大阪生まれの愛知県育ち、根っからの都会人のお母さんにしてみれば、この年齢での田舎暮らしはカルチャーショツクだったようです。

大介さんから、何処へ移住するにしろ、人生の冒険のようなものがあるのでワクワクするような好奇心を持つことが肝心であると、Iターンを考えている方へのアドバイスをいただきました。

良子さんは、田舎には素晴らしい自然、素晴らしい方々との出会いがあるので、若い人たちにはどんどん移住を考えて欲しい。また、都会にはきっかけさえあれば暮らしを変えてみたいと 考えている人がいるし、山に住んでいる人が山を守っている大切さをもっともっと沢山の人に知ってもらいたいので、どんどん情報の発信をして欲しいとのご意見をいただきました。  


この記事は「どがなかな大田市です!!」Vol.12(2009年6月発行)に掲載されたものです。
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