シッカク踊と宮座饗膳式(みやざきょうぜんしき)は、福原八幡宮が摂津国福原(現兵庫県神戸市)の地から勧請された時(社伝によると天永2年(西暦1111年)建立)から伝わる例大祭の神事です。昭和46年に福原八幡宮が水上神社に併合されて以降は水上神社の例祭にとり行われています。

宮座饗膳式は拝殿で氏子に膳が振る舞われます。氏子たちは決まった順番に箸をつけていきますが、そのたび献立について悪態をつきます。そのつど神主がのらりくらりと言い訳をし、給仕役がお神酒を注いでなだめながら膳を食べさせます。この時に悪態が多ければ多いほど、翌年が豊作になると言われています。

そのあと行われるシッカク踊は、水上町郷土芸能保存会が保存・継承活動を行なっており、高山小学校愛護少年団の子どもたちにより奉納されます。

12人の子どもたちが狩衣装にたすき掛け、飾りたてた笠をかぶった鮮やかな衣装をまとい、大太鼓、小太鼓、小ざさら、編木(びんざさら)を使って、「シー シー」という合いの手を入れ足で調子を取りながら12番の踊りをおどります。ゆったりとしたテンポが心地よい、芸能化していない古式純朴な田楽が今に伝えられています。

ともに貴重な文化として、昭和62年に県の無形民俗文化財に指定されました。今年は10月23日(日)に水上神社(水上町)例祭で行われます。

問い合わせ先:水上まちづくりセンター(電話0854-89-0023)


この記事は「どがなかな大田市です!!」Vol.18(2011年6月発行)に掲載されたものです。
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