JR久手駅近くの波根西海岸には樹木が石化した「珪化木」があります。珪化木とは、火山の活動によって土の中に埋没した樹木が長い年月を経て珪化し、石のようになったものです。また、日本海の荒波によって地層が侵食し、周囲に比べ堅い珪化木が残ったと考えられています。 この珪化木は、約2000万年前の地層や海中にも見ることができ、この付近一帯は、海域約3haも含め「波根西の珪化木」として、昭和11年に国の天然記念物に指定されました。

波根西の珪化木
波根西の珪化木

 久手小学校の中庭や前庭には珪化木が飾られていて、学校のシンボルにもなっています。2010年1月には、玄関横のソテツ花壇に新しく珪化木が設置されました。重さが5.3トンもあります。この珪化木は、昭和2年に開港した久手港の工事中に海底から上がったもので、当時開港に尽力された村長さんが自宅の庭先に飾っておられました。自宅を解体されることとなり、小学校に寄贈されました。よく見ると海の生き物の殻や貝殻も見えるようです。久手小学校の校歌の3番には「神秘ただよう 珪化木~」という歌詞があり、子どもたちにも身近な存在になっています。
久手小学校に置かれた珪化木
久手小学校に置かれた珪化木
◆波根西の珪化木への行き方◆
JR久手駅から北東方向へ徒歩10分。 詳しくは久手まちづくりセンター(☎0854-82-8307)まで

この記事は「どがなかな大田市です!!」Vol.27(2014年6月発行)に掲載されたものです。 記事の内容は掲載時点の情報です。