琴ヶ浜の盆踊りは、大田市の無形民俗文化財に指定されている歴史のある盆踊りです。
 昭和30年頃には、臨時列車も走り、何千人もの踊りの輪が出来たほど島根県でも最大規模の盆踊りでした。当時は、お盆をはさみ7日間、浜いっぱいに踊りの輪ができ、明け方まで踊っていました。
 琴ヶ浜盆踊りには、願成就(がんじょうじ)・一ツ橋(ひとつばせ)・思案橋(しあんばせ)の三様の踊りがあります。音頭とはやしは五種あり、音頭と踊りを適宜切り替えながら、句説き手も輪になって踊ります。その様は他地域では見ることができない盆踊りです。


▲琴ヶ浜の海岸


▲盆踊りの様子

 

伝統を受け継ぎ未来へ
 時代の流れとは言え、昔より、勢いがなくなってきたことを残念に思います。
 しかし、最近では、20代から30代の若手有志が「やっちょこの会」という団体を立ち上げ、様々なアイデアを出し合いながら、句説きや太鼓の練習等に情熱を燃やして取り組む姿は嬉しい限りです。
 低調になったものの、三夜連続夜の9時から明けの午前3時頃まで踊れるのは伝統の力と言えるでしょう。
先人が残してくれた立派な大田市無形民俗文化財に誇りを持って後継者育成のため、保存会挙げて地道に根気強く取り組んでいきたいです。
馬路琴ヶ浜 踊り保存会  
会長 渡邊 徳康(83歳)

この記事は「どがなかな大田市です!!」Vol.28(2014年10月発行)に掲載されたものです。 記事の内容は掲載時点の情報です。